痛〜〜〜い話
※痛い話が苦手な方は、この先読み進まないことをお勧めします。(私の体に実際起きた痛い痛い話)
1週間前の木曜日、なんとなく最近ボーッとしてるな、長いコロナと梅雨のせいで私も本当はだいぶ心がやられちゃってるな、と気付いたがやっぱりその日も昨日と変わらず少し憂鬱で。。
私は夕方、なぜかビーサンで縄跳びの交差跳びをしていた。全然跳ぶつもりじゃなかったのに。
そして自転車に仮に置いていた沢山の荷物を両手に抱え、まだ新しい木製の大きなドアの鍵を無理な姿勢で開け、中に入ろうとした。
次の瞬間、私の目に飛び込んできたのは、根本だけ辛うじて付いてはいるもののそれ以外は1センチくらい皮膚から浮いている足の親指の爪。
なんとかバランスを保っていた両腕の中の食料達がバラバラと床に落ち、赤い液体がそれ以上吹き出ないよう咄嗟に手で爪を元の位置に戻した。
怖くて怖くて爪を押す手の指に、力が入り過ぎていたかもしれない。
数分身悶えた後、外でまだ楽しそうにお隣さんと縄跳びをしている息子の名をなんとか喉の奥から絞り出し、側に来てもらうと今度はふにゃふにゃと力が抜けていった。ついでに血の気もさーっと引いていったのがよくわかった。
このやる気のない私の後頭部を、がっつーーーんと殴られたような、そんな出来事でした。
今までにも何度かあります。
何かに迷っている時や、いくらか鬱々とした日が続いている時、いつもはしないような怪我をして真っ赤な血にハッとさせられる。
私何やってんだ、ちゃんとしなきゃって。
誰かが教えてくれてるんじゃないかと思うくらい、それは突然予想もしない形でやってくる。
でも、痛い思いしたのが子供じゃなくて私で良かったねとか、これくらいで済んでまだ良かったねとか、手当ての後にはとても冷静になれます。
そして、その傷と毎日毎日癒えるまで丁寧に向き合うことで、ダメな自分とそれに気付いた自分の両方を忘れずにいることができるのです。
生爪を剥がしたことは生まれて初めてでした。
3日間ロキソニンを飲み、痛みをコントロールしながら、右足を引き摺るようにしてゆっくりゆっくり歩きました。
それでもまた階段にぶつけたり、ご機嫌にジャンプした子供に踏まれたり、これでもかと何度もパンチが襲ってきます。
今回の私の内にある何か、ボーッとしてしまう原因は、少々手強いもののようです。
ネットで調べたところによると、新しい爪が完全に生え揃うまでには半年ほどかかるとのこと。
昨日のヨガのレッスンでは、四つ這いで足指を立てることができず、足先が痛い人ってこんな感じなんだなと一つ勉強をして、不自由さの中とても繊細で丁寧なクラスができました。
あの時、どうやって爪が剥がれるほど強くドアに足を打ち付けたんだろう?
そこの記憶だけが曖昧で。。
そうこうしている間に長い長い梅雨も開けたことだし、爪と一緒に自分の中の何かを新しくしようと思いました。
※爪先の出たサンダルを履いている時は、くれぐれも注意しましょう!
靴は、私たちの足をいつも守ってくれているのです。ありがとう。ナマステ
メ〜〜〜〜〜♡
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