マウナ

マウナ=沈黙の行


声が出なくなってから1週間、まさにマウナの生活でした。


オーストラリアでヨガの勉強をしていた時、毎朝6時から始まる練習まで朝起きてから誰とも話さず、できれば目も合わさず沈黙でいるよう言われました。
2人の気の合うルームメイトもいるのにそれは大変だと思ったけれど、実際には毎日朝から晩までの練習・勉強でクタクタだった為、4時半に起きて身なりを整え朝の支度をし無言でバスに乗り込むというのはそれほど難しいことではありませんでした。
天井が高く十数人で練習するには広すぎて、贅沢にゆとりをもってマットを敷き、その周りにヨガブロックやボルスターなどの道具を置いても後ろ半分は余ってしまう大きな大きな道場。
朝一番のシーーーンと静まり返った冷たい空気の中、各々準備を整えマットに座って目を閉じると、畳を歩く音、近くでブランケットを広げる気配(ちょうど秋から冬にかけて段々と寒くなる時期、早朝は吐く息が白い日もあったが小さなストーブが四隅に置いてあるだけで、ブランケットは1人何枚も使っていた)お香の香りなどが、ボーッとしていた頭を練習モードに切り替えてくれます。


あの時の感覚を少し思い出したような、この沈黙の1週間。
ひそひそ声は1番声帯に負担をかけると2日目に知ってから、ジェスチャーと筆談でコミュニケーションをとるようにしました。
今回のマウナでわかったことは、私は普段喋りすぎているということ。本当に伝えなければならないことはそんなに多くはなく、ほとんどは余計なことなんですね。(その余計なことの半分くらいは、面白おかしくしようとして喋っているので、その作業がないと頭も無駄に疲れずに済んだようです)
自分が無言だと、人の話をよりよく聞くようになります。失言もありません。
話さないと時間に少し余裕が生まれ、家事がいつもよりはかどります。


そして1週間が過ぎた朝、本当に声が出るのかなと恐る恐る喉に力を入れてみると、出ました普通にいつもの声が!!

良かった〜〜〜(涙)

急きょクラスをお休みにさせていただいたり、いろいろな人にご迷惑とご心配をおかけしましたが、そのおかげで声が出るようになりました。
けれども、まだいがらっぽい感じや軽い咳は残っているので、大声は出さず、すぐにいつもの通りに戻ってしまわぬよう気を付けます。


しばらく黙っていたせいか、文が長くなりました。
私は、本当は話したいことがいっぱいあるのです。

どこまでもヨガ

千葉県八千代緑が丘から〜イシュタヨガ・アーユルヴェーダ・顔ヨガ・親子ヨガ・メンズヨガ・マインドフルネス〜ヨガのことなら何でもお届け

0コメント

  • 1000 / 1000