ボスの体に、さようなら

義父の死から2週間。


夏の終わり頃から、あと3か月、あと1か月とカウントダウンが始まって、でも私は全くそんなことは信じていなかったのに。
9月の終わりに、これが最後の誕生祝いと言っていたけど、そんなわけはないと思っていたのに。

11月生まれの2人の孫の誕生祝いをしてもらった日曜日、なかなかこんな事を言う機会もないし、ここぞとばかりに皆でボス(孫達も私もそう呼んでいた)とハグをしよう!と言ってみた。
『ハグは免疫力を上げるから!』とかどうでもいい理由を付けて、その場にいたほぼ全員と半ば無理矢理ハグをしてもらった。
もういいよ〜と笑いながら私のお願いを聞いてくれたボスの髭の感触が、チクチクと今も頬に残っている。

結果、ハグは免疫力を上げなかったかもしれない。
それから数日後に息を引き取ったのだから。



手術をして治るものもあれば、そうでないものもある。その他のいろいろな治療法を試す人もいれば、そうしない人もいる。
余命3ヶ月と言われても長く生きて周りからは奇跡だと言われるようなこともあれば、それより短い時間で別れを告げる場合もある。
どれが幸せで、どれがかわいそうなどということは、ない。
その時その時、自分で選択した道を信じて全うしたのだから、皆同じ。


違うかな?
そうだよね、ボス。





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