オオミズアオのフェロモン
おはようございます。
今日は久々に『虫』の話です。
虫が苦手な方は、この先写真も出てきますのでここでストップでお願いします!
近所で珍しい蛾のような蝶のような、フワフワした虫を見つけました。
普通に歩いていたらきっと見過ごしていたであろう、若葉に見事に同化した美しい薄緑色の羽。
鮮やかな濃いピンク色の脚と羽の縁取り。
よく見ると、触覚はツヤツヤした小さな葉っぱのようで、細部まで非常にこだわった容姿となっております。
汚れのない真っ白な胴体のフワフワもふもふ感から、まだ羽化したて(もしくは、まさにその最中?)なのだと見て取れます。
その個性的で美しい、直径8センチくらいある体はじっとして葉っぱにしがみついたまま、微動だにしません。
そして、その姿をじっと見つめる私たち親子。
静かにパチリと写真に収め、家に戻って早速調べたところ
『オオミズアオ』もしくは『オナガミズアオ』
という蛾の仲間だということが判りました。
この二種類はよく似ているそうで、春型と夏型でまた違うともいい、もう私にとってはどちらでもOK!ということで、特定せず。
そんなことより、その生態の方が興味深かったので。
幼虫である青虫君の頃、たくさんたくさん葉っぱを食べて成長し、なんと羽化してからはその口が退化するのだそうです!
この美しい姿になってからは、一切飲まず食わず。
1週間という儚い命なのです。
その間にお相手を探すらしいのですが、婚活期間1週間って、、短過ぎるし、せっかく自由に飛べるようになったんだから他にもやりたいことあるよねぇ。私、一緒に探してあげようか?この近くにいるかなぁ、こんなに珍しい蛾。確かに飛べば大きいし目立つけど、モンシロチョウみたいにたくさんいないから、見つけるの大変じゃな〜〜〜い??
というのは、余計なお節介で。
どうやらメスは夜にフェロモンを放出し、それを触覚で感知したオスはそちらへ向かって飛んで行くのだそうです。1マイル先にいてもわかるとも書いてあり、1マイルは約1.6kmだから、
わ〜すごい!蛾のフェロモン。
というお話でした。
昨日の雨風、大丈夫だったかしら。
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